先日ポストした、こちらのTombstoneに行ったときのブログ↓




この旅行の次の日に、刑務所に行くチャンスがあったので、備忘録としてポストしたいと思いますが、アメリカの刑務所の事が書いてあるので、読みたくない方はお気をつけください。
また州や郡によって、刑務所のポリシーが違うと思いますので、ご了承ください。










アメリカの刑務所には、JailとPrisonがあります。
ジェイルは(郡立刑務所)は短期収容に使われ、普通は地元の法の執行機関である郡の保安官によって運営されているそうです。
一方、プリズン(連邦刑務所)は長期収容に用いられ、連邦政府によって運営されています。
私たちが行ったのは、プリズンのほうです。

アメリカの刑務所に面会に行くには、前もって登録が必要です。
オンライン上で申請ができるので、Visitation Application form(個人情報)を記入し、Background check fee $25(/1人)クレジットカード or デビットで支払います。
1度登録すれば、期限なく有効だそうです。
ただ、前科がないか、バックグラウンドチェックをされるので、申請しても通らない場合があるそうです。

私たちが行った刑務所の場所は、アリゾナのずっと南の、ほぼメキシコボーダーの近く。
500メートルほどの所に、メキシコの国境がありました。
刑務所の周りは、middle of nowhereで、何もなし。

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まずは外のゲートで、Visitation List(面会リスト)に名前があるかどうかチェック。

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ここから、カメラの撮影は禁止です

そして、車の中をセキュリティーに軽くチェックされます。(チェックされている時は、みんな車から降りて待ちます)
OKが出たら、パーキングへ車を置きます。

基本、入館するには物を持って入れないので、手ぶらで入ります。
(持ち込めるのは、IDカード+(乗ってきた)車の鍵1つのみ)
携帯も車に置き、男性の指輪はダメです
事前に、”茶色の服は着てこない様に”(=囚人服と同じ色だから)と言われていたので、私はネイビーブルーのワンピにタイツで、朝8時に到着しました。

入り口には、面会希望用紙が置いてあるので、名前住所サインを書き(団体で1枚)、空港にある様なセキュリティーゲートを通るので、順番を待ちます。
待合室には、面会時間スタートの8時に合わせて、沢山の人達(子供も)が、沢山の食事を持って待ち構えています。

食事は、ほぼ何でも持ち込んでOK
クオーター(25¢コイン)は$40までは持ち込みOK(コインは、公衆電話や自販機に使えるため、囚人に渡すのOK)
タバコも、未開封のもの1パックであればOK

他のグループの方々も、やっぱり持ち込むものは、大半が食事でした。
刑務所の食事はかなり不味いらしいので、ピザやブリトーを希望する人が多い様です。

順番待ちをして、係員に呼ばれたので、セキュリティーゲートへ。
みんな靴を脱ぎ、係員に見せます。
私は靴を脱ぎ、ゲートを通るのを待っていたら、

女性警官:「あなたの服は、首回りが開きすぎているので、ダメです。あと、そのピアスは2つまで(8個開いている)、ネックレスはダメなので、車に戻って取ってきて」
と言われてしまったので、私は車に戻り、前日に着ていたロングのセーターに着替えました。
この服です↓

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セーターの下には、スコート(skort。日本語だとキュロット?言い方古い?笑)とタイツを履いています。

そして、またセキュリティーに戻ってチェック。
そしたら、今度は
女性警官:「レギンスはダメです
私:「これ、レギンスじゃなくてタイツです」と言ったんですが、
女性警官:「「レギンスもタイツも一緒です」と言われてしまいました

肌が見えてないから大丈夫かと思ったんですが、ダメなんですね...
先に入館した女性は、レギンスの様なスキニージーンズを履いていたのに、入館できていたのは納得いきませんでした...

そうこうしている間に、一緒に行った連れは、事前の登録がうまく行っていなくて、入館拒否
もう一人の連れは、最初Vネックだったので、肌の露出がありすぎると言われ、車でTシャツに着替えてきましたが、ブラのワイヤーが引っかかり、セキュリティーゲートを通過する事ができませんでした
という事で、入館できたのは、ジャスティンとジャスティンの幼馴染だけ。
5人中2人しか、許可が降りませんでした

私とジャスティンが、どうしようかと話し合っている時に、
女性警官の人に、「時間はたっぷりあるから、近くにウォルマートで着るものを買ってきても良いわよ」と言ってくれたんですが(そこまで近くでもない)諦め、入館できたジャスティンと幼馴染の面会時間は3時間、その間は許可の降りなかった私たちは刑務所の敷地内で待つ事ができないので、先に家に帰る事にしました。
車で3時間上もかけて、わざわざここまで来たのに... 

ちなみに、女性警官がドレスコードの注意事項が書かれた紙をくれ、「これを見て、次回は入れるといいですね」と言ってくれました。
警官の人達は、怖い人ではなく、みんな優しい人たちでした。

殺人犯やレイプ犯が沢山いるので、この様な厳しいドレスコードがあるのは仕方ないですね...
(私たちが会いに行った人は、drug traffickingで捕まった人です)
しかも、ミーティングルームは、他の囚人たちも一緒の部屋にいるので、露出した服は危険なんだそうです。
もし、Vネックを間違えて着てきてしまった場合、後ろ前を逆にして入る方法があるそうです。
フロントがVネックじゃなければ、OKなんですって。
また、オレンジのシャツを着てきた女性も、残念ながら拒否されていました。

頂いた用紙に書かれていた内容....

General information

・全ての人の所持品は、車の中に置かなければならない。
・携帯、ディバイス関係の機械(バッテリーを含む)は、持ち込み禁止。
・武器、爆弾、違法ドラッグ、麻薬を使うための道具、アルコール(お酒)、脚立、ロープ、ケーブル、パワーツール、ワイヤーなど、全て禁止。
・携帯電話は、車の中に置く。

Allowable Property(許可された持ち物)

・車の鍵は1つのみ(または1つの鍵+リモートキー)、持ち込み可。
・IDはパスポート、免許証、ミリタリーID、アメリカで発行されている政府ID、全て期限が切れていない現在有効のものでなければならない。
(子供の場合は、Birth certificate((出生証明書))でOK)
・メガネは、処方されたもののみ可。
・薬が必要な人は、面会時間に必要な分の薬のみ、持ち込み可。
・タバコは1パックのみ、未開封のもののみ可。(eシガレットは1つのみOK)
・コインはクオーター(25¢)のみ、$40/1人まで可。その際は、クリアバッグ(ジップロック)や透明容器に入れる。

子連れの場合
・ストローラー(ベビーカー)禁止。
・おむつはクリアバッグに入れ、1時間につき1つのおむつでカウントし、持ち込みOK。(ワイプもジップロックに入れれば可)
・ビブ(スタイ)は1つのみ可。
・オムツ替えのブランケットは、4ft x 4ft(1.2m)までの大きさのみ可。
・子供用のミルクやフォーミュラ、ジュース、離乳食は、未開封のみ可。(その際のスプーンは1つ、プラスチックのみ可)

Dress Code

・服は綺麗で、良いコンディション、露出の控えた服でなければならない。
・服の色は、シャツ、ズボンorスカート全て、茶色とオレンジ色を避ける(カーキ、こげ茶も禁止)。
・スカートやドレス(ワンピ)は、起立した状態で膝下の長さ(膝上は禁止)でなければならない。スカートにスリットがある場合、着席時に太ももの上以上あってはならない。
・ショーツは、起立時に膝の長さがなければならない。またジョギング用のショーツ、腰で履く全てのパンツ(ジーンズ)、ファッションでカットされた服は禁止。
・スパンデックスやレギンス禁止。
・シースルー、首回りが開いている服は禁止。
・ドレス、シャツ共に、タンクトップ、チューブトップ、ストラップレス禁止、お腹が見えるデザインの服も禁止、メッシュの生地(ボディースーツやマッスルシャツ、水着など、体に密着した服は全て禁止。
・ピアスは2つまで。
・ネックレス禁止。
・時計禁止。
・男性の指輪禁止。(女性は1つのみOK)

面会に行くには、1つのグループ6名まで。
月曜から金曜(祝日は不可)、朝7:30〜夕方5:00まで可能でオンラインで時刻を希望できる。
入館した際は、3時間がリミットとする。


という事で、今までにないかなり厳しいセキュリーティーチェックを経験しました。
次回は、タートルネックのセーターを着て、パンツを履いて、下着はスポブラで行こうかと考えております...
てか次回、あるのでしょうか


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