先日ポストした、”Dirty Dozen”の”12種類の危険な野菜と果物”についてのブログ()。
ノンオーガニックではない生鮮食品には、残留農薬が表面に残っている事を書きました。
日本にお住まいの皆様、スーパーでアメリカ産が売っていて、12種類の生鮮食品に含まれているものを買う場合、”USDA ORGANIC”のサインが書いてあるか、是非チェックしてみてくださいね。

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そのUSDA オーガニックの認定ラベルには、”原材料にオーガニックがどれだけ含まれているか”で、3種類に分類されます。

●100% Organic:100%オーガニック原材料、成分がオーガニック認定を受けている。
任意の食品添加物は有機。マーク貼付可。

●Organic:全ての農作物の原料は、有機認定を受けたものを使用。
95%以上オーガニック原料を使用。(塩や水を除き、国に認可された非オーガニック原料は、5%まで使っても良い)マーク貼付可。

●Made with Organic:70%以上オーガニック原料を使用。(塩や水は除く)
3種類までは、パッケージにオーガニック原料名を記載してよい。
残りの原料は、オーガニック原料でなくても良いが、国が認可した原料を使う事。
95%未満は、最終製品パッケージにUSDA認証マークをつけることはできない。

●Specific Ingredient Listings:70%未満の場合、最終製品パッケージにオーガニック記載不可。(=認定の対象外)
成分表(ingredientにて)内で、オーガニックの原料名を記載することは可↓

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日本ですと、”有機JAS”の1種類だけなので、アメリカのほうがオーガニックの区分が広く設けている様ですね。日本の有機JASは、完全”100%オーガニック”に相当します。

できるだけ安全で危険な農薬を口にする事は避けたいですが、オーガニックってノンオーガニックより値段が高いのが難点。
最近のオーガニックは、値段がだいぶ安くなりましたが、それでも農薬を使った野菜に比べたら高いです。
日本の有機栽培の野菜は、特に高いですからね

先日、”アボカドは食べる美容液”についてブログにポストしましたが(ブログ記事→)、そちらでちょこっと書きましたが、アボカドはオーガニックのものでなくても安全という事を書きました。

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アボカドは、硬い皮に包まれているので、残留農薬が少ないそうです。
という事で、今回はアメリカのNPO団体EWGが2018年発表した、ノンオーガニックでも農薬の影響を受けにくい生鮮食品、”Clean Fifteen”をポストします

15位:ブロッコリー

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70%のブロッコリーのサンプルからは、残留農薬は見つからなかったそうです。1種類以上の農薬が見つかったのは、10個中1個のみ。

14位:カリフラワー

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農薬を使って育てられたカリフラワーでも、約半数には残留農薬は検出されなかったそうです。3種類以上の農薬が見つかったサンプルはありませんでした。

13位:カンタロープメロン

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日本でいう、マスクメロンの様な網目が入ったメロン。
農薬を使って育てられたカンタロープメロンでも、60%からは農薬が検出されなかったそう。
1種類以上の農薬が見つかったのは、10%のみ。

12位:キウイ

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サンプルのキウイのうち、65%からは農薬は検出されず。
農薬を使って育てられたキウイでも、6種類以上の農薬が検出されたものはなかったそうです。

11位:ハニーデューメロン

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つるっとした表面のメロン。
農薬を使って育てられたハニーデューメロンでも、約半数からは残留農薬は見つからなかったそうです。
4種類以上の農薬が見つかったサンプルはありませんでした。

10位:茄子

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テスト対象となった農薬を使って育てられた茄子のうち、4分の3からは農薬が検出されなかったそうです。残りの4分の1からも、3種類以上の農薬は検出されませんでした。

9位:マンゴー

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テスト対象のマンゴーの内、78%からは農薬が検出されなかったそうです。USDAのテストでは、農薬を使って育てられたマンゴーでも、2種類以上の農薬は見つかりませんでした。

8位:アスパラガス

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農薬を使って育てられたアスパラガスでも、90%からは農薬が検出されませんでした。3種類以上の農薬が検出されたものもありませんでした。

7位:パパイヤ

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農薬を使って育てられたパパイヤでも、80%からは農薬が検出されなかったそうです。テスト対象となった750個のパパイヤの内、3種類以上の農薬は検出されませんでした。

6位:冷凍グリーンピース

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農薬を使って育てられた冷凍グリーンピーズでも、80%からは農薬が検出されなかったそうです。2種類以上の農薬が検出されたサンプルもありませんでした。

5位:玉ねぎ

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農薬を使って育てられた玉ねぎのサンプルでも、残留農薬が検出されたのは10%以下でした。

4位:キャベツ

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700個以上のテスト対象のキャベツの内、農薬が1種類以上検出されたのは2個のみ。
86%のサンプルからは、農薬が検出されなかったそうです。

3位:パイナップル

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農薬を使って育てられたパイナップルでも、90%からは農薬が検出されませんでした。
350個のテスト対象のパイナップルから、農薬が検出されたには、5個のみ。

2位:とうもろこし

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テスト対象のとうもろこしで農薬が検出されたのは、たった2%以下。

そして1位:アボカド

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テスト対象のアボカドで、農薬が検出されたのは1パーセント以下でした。
360個のアボカドサンプルの中から、たった1種類の農薬しか見つかりませんでした。


以上がオーガニック食品を買わなくても、比較的影響の受けにくい生鮮食品です。
農薬が付着しているのは全くゼロではない食品もあるので、気になる方は引き続きオーガニック食品をご購入したほうが良いかと思います。
今後、生鮮食品を選ぶときにご参考にどうぞ

そうそう、この前の【Dirty Dozen】“12種類の危険な野菜と果物”で書き忘れましたが、アメリカ産の冷凍果物や野菜を日本でも販売していると思うので、その様な冷凍食品を買う場合も、注意してパッケージを見てみてくださいね。

引用:”Clean Fifteen” EWG's 2018 Shopper's Guide to Pesticides in Produce™


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