私が日本にいるときは、オーガニックの食品には興味がなかったし、プラスチック容器でレンチンする事なんて、全く気にしませんでした。
アメリカは、環境問題にかなり気にしているので、自分でもその事について調べる様になり、それからは自分のためにもジャスティンのためにも、事前に防げる事はやっていこうと思い始めました

”私がプラスチック容器でレンチンしない理由”のブログは、こちらから
”環境ホルモンの影響が怖すぎる”のブログは、こちらから


日本のサランラップやクレラップって、優秀ですよね。
簡単にラップが切れるし、ピタっと綺麗にお皿に貼れるし

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アメリカにラップって本当に切れが悪くて、ピタっと張り付いてくれないし、くっつきが悪いし、シワシワだし...
一時帰国した際は、日本のラップをお土産に持ち帰ったりするぐらい、日本のラップって優秀だと思いました。

ところで、日本のラップのパッケージの成分って見た事ありますか?

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原材料名:ポリ塩化ビニリデン
添加物名:脂肪酸誘導体(柔軟剤)
     エポキシ化食物油(安定剤)

なんだか難しそうな言葉が並んでるけど...
ラップの原材料名の”ポリ塩化ビニリデン”のプラスチックには、”フタル酸”が含まれていて、その”フタル酸”は環境ホルモンと呼ばれているものです。食べ物と共に体内に摂取されるとホルモンバランスを崩したり、障害児が生まれる確率が高くなる、恐ろしい化学物質です。
ただ今現在、どれだけ体に悪影響があるか不明な点が多く、先進国に住んでいる私たちの体内の血液には、この”フタル酸”が混ざっていない人は、ほぼいないそうです。

添加物の”エポキシ化食物油”は、塩化ビニール用安定剤または可塑剤として使われるそうです。可塑剤は、ある材料を柔軟性を与えたり、加工しやすくするために、添加する物質の事を言います。
もう一つの添加物”エポキシ化食物油”は、ラップを冷却し常温に戻しても、また軟らかい状態に戻すための化学物質。
塩化ビニリデンは常温では硬い樹脂ですが、加熱すると柔らかくなります。加熱したり冷却したりする場合、添加物を加える事によって質を安定させる事ができるそうです。だから”安定剤”と記してあるんでしょう。

プラスチックやラップは、燃やすとダイオキシンが発生するので、日本でもゴミの分別は厳しくなりました。ダイオキシンの作用は、生殖異常、奇形児、精子減少、不妊、流産などの問題を引き起こすそうです。
では、これは?
”油分が多い商品を、ラップに包んで温めないでください”とか”火に近づけないでください”という注意書きを見た事がありますか?
油分が多い食品をラップに包んだまま、レンジで温めると、化学薬品が溶けて食品に混入してしまいます。


お肉やご飯を解凍したいときの、レンジでの解凍。
すごく便利だと思います
でも、解凍した後にラップが溶け始めてたなんて事ありませんか?
溶けているときは、食品に有害物質が発生中。
でも、お肉を冷凍庫から出し忘れてしまったなんて事、ありますよね。
私はしょっちゅうです
そんなときは、ぬるま湯を入れたボウルの中に、真空パックさせたお肉を入れれば、10分足らずで解凍できます

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お肉をラップに直に包んで冷凍している方は、ラップに包んだ冷凍のお肉をジップロックの中に入れれば、お水が染み込んでこないので、安心です。
または、冷たい食品を温めたい場合、ラップを使わずペーパータオル(キッチンペーパー)を上に乗せて?敷いて?レンチンしましょう。

でも、どうしてもラップを使いたいときは、どうしたらいいの
それは、無添加のラップを使う事
無添加ラップは、100%ポリエチレン(polyethylene)で作られています。
ただポリエチレンのラップは、熱に弱いので電子レンジには向いていないという欠点があります。
そしてくっつきが悪いので、添加物込みのラップに慣れている方々は不便に感じるかもしれません。
(アメリカのラップは、くっつきが悪くてイライラしますが、添加物混入していない事実!!だからアメリカのラップは、くっつきが悪かったんですね

注意する事は、
  • 100%ポリエチレンのラップを使う。
  • 長い時間、レンチンをしない。
  • 食品にラップが付かない様にする。
  • 湯気を排出できる様に、ラップの端に隙間を開ける。


アマゾンや楽天で”無添加ラップ”と検索すると、結構出てきます。
私は昔、ポリラップなんて、サランラップやクレラップのコピー商品じゃんしかも、くっつきが悪いしなんて思っていましたが、実はとっても安全なラップだったんですね... 反省... 
宇部フィルムさん、ごめんなさい


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