アリゾナは、コヨーテを住宅街で見かける事があるので、アリゾナはとっても危険な所と思う方がいらっしゃるかもしれません。()

砂漠地帯で1年の半分以上が夏で、45℃を超える住みにくい場所なんて思われがちですが、実は災害がとっても少ない所なんです。
トルネードも地震もない、山火事も発生しないし、雪も(北のほうに行かなければ)降らない、冬の寒さなんて極寒の場所に比べたらかなり暖かいし、2ヶ月我慢すればすぐ暖かくなります。
なので、リタイヤしたご老人の方々が、アリゾナに移り住む人が沢山います。

災害があるとしても、6、7月に現れるバブーブ(砂嵐:”ハブーブ”の事を書いた記事は、こちら)ぐらい↓

名称未設定

街が砂嵐に飲みこまれるぐらい、かなり大きな嵐なんですが、トルネードの威力に比べたら、弱いものです。

極たまに地震があったとニュースになりますが、その地震もマグニチュード3とか
日本の地震に比べたら全然なのに、こちらではニュースで大騒ぎです

そんな安全な場所アリゾナには、こんな施設があるのはご存知でしょうか。

アルコー延命財団”。(英語では、Alcor Life Extension Foundation)

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Source→

アリゾナのスコッツデールという治安の良い街にあるこちらの施設は、人体冷凍保存(クライオニクス)の研究、実行を目的とした非営利団体です。
1度亡くなった人を液体窒素のタンクの中で冷凍保存し、医療やテクノロジーの発達を待ち、「未来での復活」「永遠の命」を求める、信じ難い機関なんです。
ちなみに、ジャスティンはアリゾナ生まれアリゾナ育ちなんですが、この施設の事を知ってました。

テレビ番組の、”やりすぎ都市伝説”や”世界仰天ニュース”なので扱った事があるので、日本でもご存知な方がいらっしゃると思います。
 
1972年、アメリカのカリフォルニア州に設立され、設立当初はダイレクトメールやセミナーを行い、人々に”人体冷凍保存”を宣伝していきました。
1976年7月に、初の人間の冷凍保存を行ないました。
のちに、メンバー獲得の増加により施設が手狭になった事、カリフォルニアに多い地震の影響を心配し、1993年にアリゾナ州のスコッツデールに移転しました。

下の写真は、アルコーのHPに載せられている、アリゾナがどれだけ安全かという証明です↓

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上の写真↑をクリックすると、オフィシャルHPに飛びます。

中央左下の赤い点↑が、現在施設があるスコッツデール。
黒とグレーは自然災害が多い所で、白い場所はかなりリスクが低いという事を表しています。
そしてスコッツデールは治安も良いので、こちらの場所が選ばれたそうです。

以下、人体の冷凍保存の事が書いてあるので、読みたくない方は、読まないでくださいね。




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保存の過程ですが、メンバーの死期が近くなった場合、施設に連絡が入り、スタッフが待機して医師の死亡宣告後プロセスが開始されます。
遺体の内部にある血液を、事前に保存用の溶液と全て入れ替える  『パフュージョン』  という作業を行い、 その後冷凍保存装置=液体窒素(−196℃)に入れられ保たれ、半永久的に保存されるそうです。

保存は、全身と頭部のみの2種類。
ペットも保存可能。
気になる値段は、全身の場合$20万ドル(2200万円*)、頭部のみの場合は$8万ドル(880万円*)かかるそうです。
(ウィキペディアには、全身の値段は$15万ドルと書いてありますが、値上がりしたみたいです。詳しいお値段は、こちらからどうぞ→オフィシャルHP ”Cost”)

その他にも、サーチャージ、年会費も毎年かかるので、冷凍保存後もずっと払い続けなければなりません。しかも、年齢によっても値段がかわるので、ご興味のある方は、オフィシャルHPをご覧ください。
なお、アリゾナのマリコパカウンティーに永住している方々は、年会費の割引があるみたいです

こちらの施設には、色々と論争が絶えない様で、アメリカの有名メジャーリーガー、テッド・ウィリアムズの死体騒動は、アメリカだけではなく、世界でアルコー財団を有名にさせました。

以下、ウィキペディアより↓
2002年7月5日、テッド・ウィリアムズが死去した直後、アルコー延命財団の施設に運ばれ、防腐処理の後、冷凍保存処置を施された。  数日後、長男のジョン(テッドの3番目の妻との子)はテッドの葬式も埋葬も行わずに冷凍保存したと発表。
これは故人の意思であることを強調した。しかし、長女のボビージョー(テッドの最初の妻との子)はこれに反対し、同年9月通常の葬式及び埋葬を行うよう裁判所にジョンを訴えた。
裁判では、1997年に書かれた遺書(本人の署名入りで「フロリダの海に遺灰を撒くように」と書かれていた)と2000年に書かれた冷凍保存の同意書のどちらが故人の意志をより反映しているかが争われた。
一審では、冷凍保存の同意書がいちばん遅くに表明された故人の意志であるとして、ジョンが勝訴した。ボビージョーは再審を請求し、再審ではテッドが意識朦朧状態であったにも関わらずいかにして同意書にサインしたのか、多額の負債を抱えていたジョンはテッドのDNAを売ろうとしているのではないか、などの主張を行った。 
過去に例のない裁判は混迷を極めたが、アルコー延命財団が裁判所に「冷凍保存自体は頭部だけでも可能」と申し入れたこともあって、頭部と胴体と切り離し、頭部は引き続き保存し、胴体は海へ散骨、という判決が下された。なお、ジョンは数ヵ月後に急性白血病により死去し、本人の希望により、父親と同じく冷凍保存された。

現在、こちらの施設で冷凍保存されている”患者”(施設では遺体ではなく、”患者”と呼ばれているそうです)は、165体。(2019年1月31日現在。男女比は6:4)

ウォルトディズニーの遺体が、アルコー延命財団で保存されているという噂は、デマの様です。
また、日本人の”ミチコさん”という日本人の方が、既に保存されているそうです。

ただ、この施設、新興宗教色があるので批判意見も多い様です。
『人体冷凍 不死販売財団の恐怖』という本には、衝撃的な事が書いてあります。
遺体写真、冷凍保存するまでの処理方法、手術室の写真等が記載していますので、ご興味のある方は自己責任で閲覧してください
(私は、ドラマの”ER”の手術シーンを見ただけで貧血を起こした事があるので、この記事を読んで具合いが悪くなりました

本当に、自己責任でお願いします
こちらからどうぞ→


この技術が本当だとすると、亡くなった後でも脳だけを保存しておくと体を入れ替えて蘇生できるそうです。
100年先は、もしかしたら癌も、完全に100%の癌を治せる時代になっているかも...
医療の発達を待って、未来で復活できたとしたら素晴らしい事かもしれませんが、未来には配偶者もいないし、知っている家族もいないのは、私としては寂しい気がします。

この人体冷凍保存、信じるか信じないかは、あなた次第です


*110円で換算しています。

アルコー延命財団のオフィシャルHPは、こちらからどうぞ→
アルコー延命財団のウィキペディアは、こちらからどうぞ→



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